楽しかったアメリカ旅行から帰ってきたら、いきなり現実が待ってました。
「卒業」です。
この時点で既に5年間、大学に通っています。
にも関わらず、かなりの単位を残していました。。。^^;
(本当に勉強してなかったです・・・)
アメリカに行く前に、最後の試験は終わっていたので、後は、天命を待つのみ!
なんとか。。。
無事、卒業できることに。。。
いやぁ、さすがに緊張しましたぁ。。。
就職は、例の専務が高校の先輩という名古屋が本社の会社。
この会社。
東京、静岡、浜松、大阪、広島、博多と拠点がありました。
この中のどこに配属になるかは、4月1日の入社式までは明かされませんでした。
まずは、4月一ヶ月間、名古屋の本社で研修です。
5年間住んだ東京のアパートを引き払って、一旦、荷物を名古屋に運びました。
父親が名古屋からワゴン車を運転してきて、荷物を運んでくれました。
そして、1985年4月1日を迎えます。
実は、この日を迎える何日か前に、いきなり総務の方から、
「会社に来い。」
と電話があり、呼び出されていました。
何の用かとイブカリながら会社に行くと、
「宣誓をやって欲しい。」
えっ?
宣誓?
えっ?
何のこと??
その昔。。。
小学生の頃。
一回だけ宣誓をやったことがあります。
そろばんの大会で、何故かお声がかかり、「選手宣誓」をしたことがあります。
実は、この時夕方のニュースに私の「選手宣誓」が放映されたそうです。
そんなことはさておき。
どこで「宣誓」をするのでしょう?
私の頭の中は、「?」マークが飛び交ってました。
総務の方はおっしゃいました。
「入社式の時に宣誓して。」
ナント!
同期を代表して、「宣誓しろ」との事。
ビックリポンだすっ!(*^_^*)
原稿をどの樣にしたのか記憶してませんが、とにかく、同期入社約20人を代表して「宣誓」をし、無事、入社式は終了しました。
この日は、マイクロバスに乗せられて、会社の工場へ。
工場近くには、会社の寮があり、新入社員の何人かはそこから研修に通うことになっていました。
私は、名古屋市内に実家がありましたが、距離的な問題で研修の間中、この寮のお世話になりました。
研修はとても楽でした。
毎日、8時30分に出社して17時30分に上がっていました。
寮では、同期連中とほぼ毎日お酒を飲んでいた樣に思います。
出社して昼休みになると、どこからともなく現れるおばちゃんたちがいました。
そのおばちゃんたちは、いろいろな事を教えてくれます。
やたらと、会社の内情に詳しい。。。
勘のいい方なら、このおばちゃんたちの正体、おわかりですね。
そう!
保険のおばちゃんです。
今、こんな言い方をしたら怒られそうですが、この頃は、そう呼んでました。
そのおばちゃんの中の一人にこう言われました。
「石井さんはドラフト一位だから、頑張ってね。」
鼻っ柱の強い若造の石井は、
「やっぱり」
と思ってました。
4 月1 日の入社式では同期を代表して、「宣誓」なんて事をやらされましたし・・・
「東京の支店長は、一番のやり手なの。その支店長があなたを引っ張ったそうよ。」
もう、有頂天です!!
「俺は、期待されてる!! 頑張って、社長になるゾ!!」
本気でそう思ってました。
しかし・・・・・