祖父他界

家内の祖父がなくなった。
89歳だった。
義母の実家で、義母が面倒を見ていた。
数ヶ月前に、片足を切断。
#放っておいたら、命に関わった。
その後、順調に回復し、まだまだ元気、と思っていた。
というより、『祖父の死』という事を実感できずにいた。
それが・・・・・


16日の土曜日に、京都に行っていた家内の元に、病院に担ぎ込まれた、との連絡が入り。
「かなり危険」という連絡だった。
やりかけの仕事を、慌しく片付け。
自宅に戻り、家内と病院に駆けつけたのが、20時頃。
既に、親戚は集まっていて、祖父の様子を見ると、意識もなくただ息をしているだけ、という状態。
脈拍も早く、120くらい。
マラソンをしている様な状態らしい。
病院に担ぎ込まれた時の状況を聞いてみると、
「食べ物を喉に詰まらせた。」
「既に、心停止していた。」
「救急車の中で心臓マッサージ」
「病院について、蘇生」
という様な感じだったらしい。
一度、心臓が停止していてその時間が結構長かったことなども考えると、やはり、助からないだろう。
と、親戚一同の意見は一致した。
後は、様子を見るだけ。。。
21時頃、食事もかねて一度自宅に戻る事にして、病院をあとにする。
23時頃、また、病院に。
病室には、義母しか残っていなかった。
病院に着くと、モニターに出ている数値(脈拍)が、70くらい。
しばらく見ていると、だんだんとその数値が下がっていく。
「いよいよか。」
と、3人の間に緊張が走り、数値が50を切ると、モニターが警報を鳴らし出した。
急いで、親戚に連絡を取り始める。
やがて、30を切り、20を切り、アッという間に『0』に。
まるで、我々2人を待っていた様に、息を引き取った。
数値が0になってからしばらくして、医師が病室に。
死亡の確認をして、「11時35分、お亡くなりになられました」との告知。
初めての経験だった。
目の前で、一つの命が旅立っていった。
不思議と悲しくもなく、呆然とした感じ。
やがて、親戚が集まりはじめ、騒がしくなってきた。
なんか。。。
あっけない、というのが本当の気持ち。

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