22. 大学:卒業旅行5

ほぼ半日の旅が終わり、疲れ果ててバゲージクレームに行きました。

 

しばらくして、ターンテーブルが回り始め、荷物が目の前を通過していきます。

 

たくさんの荷物が目の前を通り過ぎ。。。。。

だんだんと荷物の数が少なくなり。。。。。

やがて、ターンテーブルが止まりました。。。。。

 

 

しかし、我々の手元には荷物はありません。

 

 

そうっ!!

 

 

荷物がないっ!!

 

バゲージクレーム

(イメージ写真)

 

アトランタで飛行機を乗り継いだ際に、振り替えの飛行機だったため、我々の荷物は全く別の所に飛んでいってしまった樣です。。。

 

預けた荷物には、パスポート等の貴重品は入れてませんでした。

しかし、着替えやら、そこに行くまでに買ったお土産品等々が入っています。

 

当然、空港係員に交渉です。

 

応対した係員は、ガムを噛みながら、書類を指し示し、ここに書け、と指示を出します。

 

日本であれば、

 

 

「申し訳ございません。大至急、調べます・・・」

 

 

という樣な対応になるかと思うのですが、

 

 

「荷物がなくなったのか。しょっちゅうあるよ、そういうことは。
見つかるどうかわからないけど、ま、書類に書いてくれ。」

 

 

私たちには、そんな樣な内容に聞こえましたし、態度もそんな感じでした。

 

 

「荷物が出てこないかもしれない。」

 

 

アメリカ旅行は、まだまだ続きます。

 

ここで荷物が出てこなかったら。。。。。

 

 

頭の中が真っ白になりました。

 

 

しかし、空港で待ってても埒があきません。

 

手続きだけ済ませて、ニューオーリンズでの宿を決めるために、空港をあとにしました。

 

初めて足を踏み入れた「ニューオーリンズ」は、とてもキレイな街でした。

 

ニューオーリンズ

 

町並みそのものも、ニューヨークやオーランドとは違ってどこかヨーロッパ的な雰囲気を持っています。

 

それもそのはず。

 

ニューオーリンズは、フランスやスペインの植民地だった時代があります。

 

「フレンチ・クオーター」や「バーボン・ストリート」をそぞろ歩きし。。。

 

夜になると、あちらこちらから「ジャズ」の音色が聞こえてきます。

 

 

私の友人は、最初からここに来たがっていたのですが、私自身は全く興味がありませんでした。

 

しかし、一歩足を踏み入れて街中を散策するうちに、すっかり「ニューオーリンズ」が好きになってしまいました。

 

ニューオーリンズの「プリザベーション・ホール」にも行きました。

 

プリザベーション・ホール

(イメージ写真)

 

ここは予約ができないので、行列に並んで待つしかありません。

 

でも、並んだ甲斐がありました。

 

本場のディキシーランド・ジャズを、味のある高齢なアーチストが目の前で演奏してくれる。

 

こんな体験は、多分、ここでしか味わえないでしょう。

 

この文章を書いていて、このことを久しぶりに思い出してきました。

 

今、この年になって、もう一回アメリカに行くとしたら、「ニューオーリンズ」は是非とも行ってみたい街です。

 

フレンチ・クオーターを散歩して、バーボン・ストリートのバーに入って、プリザベーション・ホールでディキシーランド・ジャズを聞く。。。

 

ニューオーリンズ

 

あぁぁぁぁぁ。。

 

本当に、行きたくなってきました。。。

 

 

ところで。。。

 

どこかに行ってしまった荷物ですが・・・

 

幸いなことに、ニューオーリンズに着いた翌日、ホテルに連絡がありました。

 

「見つかった」

 

バゲージクレーム

(イメージ写真)

 

その後の旅に必要なもの。

そこまでの旅の思い出。

 

その両方を無くさずにすむことができました。

 

旅は、まだまだ続きます・・・

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