父親が亡くなって、今年で丸8年になる。
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自分にとても近い人間の死に接したのは、これが初めてだった。
自分にとても近い人の死がこれほどまでに、いろいろな事を巻き起こすとは想像すらしていなかった。
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それほど、自分にとっては、いろいろな意味で大きな事だった。
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その後の人生を変えてしまったと、思っている。
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久しぶりに親父の事を考えてみたいと思った。
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生前の親父のイメージは、とにかく何もしない人、だった。
「新聞を取ってくれ。」
「タバコを取ってくれ。」
リビングの自分の定位置に一度座ったら、ほぼ寝るまで動かない。
お酒を飲んだら飲んだで。
飲むほどに声が大きくなり。
飲むほどに饒舌になり。
飲むほどに気が大きくなり。
そのうち。
口がとがってきて。
くしゃみをしだし。。。
寝てしまう。。。
そんな親父が、あまり好きではなかった。
子供の頃。
親父に遊んでもらった記憶がない。
小学校の頃。
大阪万博があった。
さすがにこれには連れていってもらったが・・・
行列に並ぶ事なく。
レストランに陣取って、酒を飲んでいた。
高校を卒業して、東京の大学に行く時。
「親子の別れだ」
そんな言葉をかけられた。
本当に、その通りになるとは思いもしなかったが・・・
(この項、続きます。。。多分。。。)