昼12時に召集がかかった。
病院に集合、との事。
先生から手術後の事について、説明があるらしい。
いよいよ、抗ガン剤か!
不安になる気持ちをおさえきれず、ドキドキした状態で病院に着く。
既に、母親と弟夫婦が来ていた。
ん?姪っ子がいないゾ。
いつも、必ず一緒なのに。。。
おかしい・・・
そうこうしている間に、呼ばれた。
また、例によって懇切丁寧な説明。
カルテを見ながら、手術内容の復習に始まった。
ここで、意外な事実が判明。
手術後に、説明を受けた際には、
「胃の3分の2と、ガンが転移していたリンパ節を切除」
と、聞いていた。
但し、このリンパ節は、ちょっとおかしいので、調べてみると。。
で、調べた結果。
リンパ節ではなかったらしい。
リンパ節ではなく、ガンでもなく、『肉腫』だった、との事。
胃がんとは直接関係のない物だったそうだ。
非常に珍しいケースで、学会発表に値することらしい。。。
(どうも、学会発表するみたい)
但し!
その後の血液検査等で、膵臓の方に転移に関してはわからないが、
リンパ節への転移はあった、との事。
肉眼で確認できたガンは切除したので、目に見えない細胞レベルの
ガンがリンパ節に転移していた様だ。
この転移したガンをめがけて、抗ガン剤を使用することに。
先生は、この際も、最終的には患者と家族の意見を尊重する、とおっ
しゃった。
抗ガン剤を使用しなくても良い、と。。。
しかし。。
転移が発見された以上、抗ガン剤を使用しない事には、死を待つだけ
だ。その事は、父親もよくわかっている様で、全員一致で抗ガン剤を
使用する亊に。
最近の抗ガン剤は、程度もよく、副作用もほとんどないらしい。
巷で言われる、「髪の毛が抜ける」とか「ゲーゲー吐く」といった亊は
ないらしい。
しかも、飲み薬(カプセル)なので、通院でOK、との亊。
早速、外出許可をもらって、外出する亊になった。
まぁ、その行動の早いこと、早いこと。。。
家に帰れる、という事がわかった後の父親の動きは早かった。
という訳で、実家に行く事に。。