37. 楽天市場に・・・(サラリーマン:大垣2)

岐阜県の小さな造り酒屋に通いはじめてからは、毎日毎日、お酒や蔵元そのものの「差別化」を探していた様に思います。

 

そして、「差別化」を見つけたら今度は、「差別化を伝える」ことを考えてました。

 

マーケティング(サラリーマン:大垣2)

(イメージ画像)

 

この頃の経験が、今の仕事に活きています。

 

 

まさに今、一番、力を入れている所なのですが、この頃、既に毎日毎日考えていたんです。

 

この事は、最近になって気が付きました。

 

 

マーケティングについて、実践の中からいろいろと勉強させてもらったのもこの頃です。

 

 

そして、今、一番役に立ってるのが、「インターネット」。

 

マーケティング(サラリーマン:大垣2)

(イメージ画像)

 

まさに、インターネットが普及し始めて、広く行きわたる頃にその中にどっぷりとつかっていました。

 

もともとが、VAN(付加価値通信網)を活用して日本全国に日本酒を販売する事を生業としている会社です。

 

インターネットの事を知ってからすぐに取り組みを開始しました。

 

 

まずは、インターネットに触れてみなければなりません。

 

 

そこで、個人名義でプロバイダーと契約して、仕事の合間にインターネットに触れていました。

 

 

これが、1994年(H6年)の頃です。

 

 

マーケティング(サラリーマン:大垣2)

(日本のインターネット歴史年表)

 

触れていると言っても、当時は、ホームページはあまり普及していなかったので、もっぱら、メールです。

 

 

それも、「メーリングリスト」。

 

 

最近では、あまり見かけなくなりましたが、インターネット黎明期の頃は、「メーリングリスト」が活発でした。

 

 

酒メーリングリスト
通販メーリングリスト等々

 

 

この「通販メーリングリスト」に入っていた事が、その後の私の人生に大きく影響します。

当時、起業したてだった「楽天市場」の方が、このメーリングリストのメンバーだったのです。

 

 

ある時、今、楽天市場の常務をやられている方から、楽天市場出店のお誘いメールが届きました。(この方は、楽天創業メンバーの一人です)

 

 

1997年の事です。

 

 

マーケティング(サラリーマン:大垣2)

(開設当初の楽天市場トップ画面)

 

そのメールのしばらく後に、やはり、今、楽天市場の常務をやられている別の方からアポイントの電話がかかってきました。

 

 

で、アポイントの日にやってこられたのは、三木谷さんだったのです。

 

 

当時は、インターネットが普及し始めてはいましたが、まだまだ、この先どうなるかわからない様な時代。

 

また、ネットショップは、大手商社がそれまでに様々取り組んでいましたが、撤退を始めたのもこの頃だったのです。

 

 

だから、私としては、取りあえず「話を聞く」という事で出店に関しては、消極的でした。

 

しかし、社長は違ったんです。

 

 

一通り三木谷さんの話を聞いた後、多分、気に入ったんだと思います。近くのうなぎ屋さんに一緒に行って、昼間からビールをふるまってました。

 

 

ビールを飲んで、真っ赤な顔をしていた三木谷さんのことをよく覚えています。

 

 

そしてこの日、楽天市場への出店が決まります。

 

私のネットショップへの取り組みが始まりました。

 

 

当時は参考となるショップが、ほぼないような時代です。

 

楽天市場の中でもアルコールを扱う店舗としては、自社が1番手です。

 

 

試行錯誤の毎日でした。

 

 

でも、心のどこかでは、

 

 

「扱いアイテム数は、400から500 くらいある。オープンしたら、すぐ売れるようになるだろう。」

 

 

と、思っていました。

 

 

店舗の準備そのものは、1997年の8月に整っていました。

 

が、日本酒の日でもある10月1日を正式オープンとしてスタートさせました。

 

1997年(平成9年)10月1日 正式オープンです。

 

楽天の店舗数が、まだ、50から60店舗の頃です。

 

マーケティング(サラリーマン:大垣2)

 

 

しかし。。。。。

 

 

なかなか注文が来ません。

 

 

最初に買って頂いたのは、なんと、三木谷さんでした。

 

 

今も続けられてるかどうかわかりませんが、この頃は、全ての店舗から一回は購入されてたそうです。

 

とにかく、売れません。

 

 

「なんとかしなければ・・・」

 

 

と、考えていろいろ探した中で見つけたのが、「メールマガジン」。

 

 

今でこそ、楽天市場のメールマガジンは、ほとんどの店舗が発行してますが、この頃、楽天市場には、店舗がメールマガジンを発行するシステムそのものがありませんでした。

 

 

だから、当時としては楽天自体が発行するメールマガジンに掲載してもらう以外、プロモーションの方法がなかったんです。

 

 

ま、当時は、たまに無料でメールマガジンに掲載してもらう事もありましたが・・・

 

 

楽天のメルマガに掲載されると、売れるんですよねぇ。。。

 

 

で、1997年12月にメールマガジン「地酒ニュース」を発行。
(これは、いまだに続けています)

残念ながら、楽天店舗の中にこの地酒ニュースの購読申込みの設定をする事ができなかったので、自社のサイトにのみ購読申込みの設定をしました。
(楽天は、いまだに楽天ドメイン外へのリンクは、基本的に禁止しています)

 

と、あれよあれよという間に、購読者数が5,000 名に。

 

読者数が増えていくのと比例して、売上が上がって行ったんです。

 

今では、

 

 

「メルマガ発行と同時に読者がうなぎのぼり!!」

 

 

なんて事。。。。。

 

 

考えられませんけどね・・・・・

 

 

1998 年12 月に楽天で初めての「ショップオブザイヤー」が開催されました。

 

 

実は、この時、5位に入ったんです!!

 

この楽天の店舗は、今も、継続して運営されています。

 

 

 

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