お葬式

他界して、
自宅に搬送され、
枕経をあげ、
お通夜を迎え、
お葬式。
人が亡くなってから、お葬式が終わるまで、
全ての流れを初めて体験した。


もちろん、そんなに体験したいもんじゃない。
思ったのは、人間の本性が出てしまう、という事だ。
亡くなった人に対する想い。
遺族の家族関係と近所付き合い。
親戚との関係。
全ての事の本質が表に出てくる。
今回、特に足を怪我していた関係で、ほとんど、動く事ができず、一箇所にジッとしていた。
その関係もあるのか、本当に、いろいろな事がよく見えた。
と同時に、恐くなり、怒りも覚えた。
人それぞれ、自分自身に対する想いがある。
だがそれは、家族があり、親戚があり、ご近所があっての事だ。
住んでいる地域、社会、環境。いろいろな事に左右される事ではあるが、
間違いなく言えるのは、人は回りとの関係の中で成り立っている、という事だ。
この事を忘れて、自分勝手な振る舞いばかりになってしまうと、どうなってしまうのだろう。
生まれた環境、育った環境は人それぞれ違う。
だが、人として根本に持っていなければいけない事がある、と思う。
この土曜日の夜中から、月曜日の夜まで。
慌しく過ぎ去っていったが、いろいろな事を考えさせられた。

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